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あらすじ
知人の紹介でMLMを知った私は興味本位でMLMの説明会に参加。入会するか悩む間もなく2回目の説明会に誘われて参加するも、内容は1回目と全く同じで落胆…。悩んだ結果、人生経験の一つとしてやってみることにした私は無事にMLMの会員となったのであった。しかし、「MLMってどうやって勧誘すればいいの?」という疑問を感じた私は田中というMLMの上位の人に勧誘のコツを聞き、ついに初めての勧誘活動を迎えようとしていた。
MLM勧誘の流れについて
前回「どうやって勧誘すればいいのか?」ということを教えてもらいました
まず初めに、勧誘するときには”4つのこと”だけを伝えればいいということでした
- 誰から紹介されたのか
- なぜ私がこのビジネスをやっているのか
- なぜあなたを誘ったのか
- 「一緒にやろう!」という強い意志
そして、”4つのこと”を伝えて興味を持ったら
上位の人に会ってもらって事業内容やビジネスについて説明を行ってもらうということでした
そして、最終的には「説明会に直接参加してもらう」ことによってより具体的に事業内容やビジネスについて知ってもらう
まとめると勧誘するためのステップとしては
- ”4つのこと”を伝える
- 上位さんに会って説明をしてもらう
- 説明会に参加してもらう
このような流れになります
よし、予習はばっちりできたので、あとは実際に勧誘を行っていこう!
と思った矢先ふと感じた

誰を勧誘しようかな…?
初めてのMLM勧誘
さて、まずは誰を勧誘してみよう?
頭の中で自分の人脈をたどってみた
うーん…誰にしようか…
ある程度自分と信頼関係ができていて、MLMに対してあまり偏見を持ってなくて、新しいことに興味がありそうな人…
ふと、頭の中で一人の人物が思い浮かびました



そうだ、後輩くんがいたな
彼なら割とフランクな話もできるし、MLMに対しても偏見を抱いてなさそう(な気がする)
私は後輩くんをすぐに飲みに誘いました



後輩くん、今度仕事終わったら飲みに行こうよ!



いいですよ!
本来MLMの勧誘をする場合は、勧誘するということを先に相手に伝えなければいけないというルールですが
とりあえず飲みに誘っていい感じの流れになったら話そうかなというくらいで考えていました
勧誘当日、時刻は19時、とりあえず生ビールと簡単なつまみを頼んでサシ飲みが始まります
お互いの仕事の状況とか、世間話とか雑談を交えながら時刻は20時を回りました
「さて、そろそろMLMの話をしようかな」そう考えて行動に移そうとするのですが、なかなか切り出せません
その時、私の心の中はいろいろな感情と今後の想定される展開予想で埋め尽くされていました
- こんな話をして嫌われないかな?
- MLMに拒否反応を示すタイプだったら今後飲みに行けなくなっちゃうのかな?
- それで周囲に話が広まったらやりづらいな…
- てか、そもそも勧誘って自分の都合じゃない?
- 相手のためを思って勧誘するなら自分が自信を持って「いい事業だよ」って言えるものじゃないと嫌だな
- てか、このMLMって本当にいい話なの?
勧誘をしようと考えていたのに、最終的に自分自身の心に問いかけていました
「このMLMって私が自信をもって勧めることができるのか?」
私はMLMの話を聞いてみていい話だなと思ったし、やったことないからやってみようと思ったけど
他人にMLMの話するのってなんか違うな…
そう、一番最初の説明会に参加した時に感じた違和感の正体がこれでした
勇気を出して勧誘をしてみた
違和感を感じながらもMLMの話をしなければ飲みに誘った意味がない!
焦りを感じながらついに勇気をもって話を始めました



後輩くん、今の会社の稼ぎって少ないと思わない?



う~ん、確かに稼ぎは少ないですね。その分仕事はそこそこ楽ですけど。



最近、知人からビジネスの話を聞いてさ今チャレンジしているんだよね。今の会社の稼ぎだけだと正直将来が不安だし。



後輩くん仕事できそうだし今やってるビジネス一緒にやってみない?
田中から聞いた方法を頭に思い浮かべながら、勇気を出してついにMLMの勧誘を切り出しました



あ~(察し)。確かに稼ぎは少ないですけど、稼ぐために新しいことやってみたいとは思わないですね。
圧倒的撃沈
なんやこれ、全然興味持ってないやん
私話聞いたときに割と面白そうだなって思ったのに…
勇気をもって話をした矢先に、あまりにも興味がなさそうな反応をされたので心が折れました
自分ではいいビジネスだなぁと思っていたんだけど、ほかの人はそう思わないんだろうなぁ
しかし、本当にいいビジネスだと思っていたらおそらく私はもう一押ししていたと思います
それができなかった
なぜなら、自分が心の底から他人に勧めることができるビジネスではないと感じていたからです
最初に感じた違和感はMLMの勧誘の時に大きな枷となっていました
そんな私に畳みかけるように後輩くんから質問がありました



もやしさんそれってマルチの話ですか?
このメンタルに畳みかけるような鬼畜な質問
私がダークサイドに堕ちていたらこんな質問は屁でもなかったと思います
残念ながら私はアナキン・スカイウォーカーではなかったようです
冷静を装いながら私は「そうだよ」と一言伝えました



僕マルチだけは絶対にやらないって決めているんです。すいません。でも、安心してください!もやしさんがマルチやってるってこと誰にも言いませんから!
ん?なんだその情けをかけるような言葉は?
マルチを初めてしまった俺に情けをかけているのか?
マルチという単語だけでやらないと決めつけて、さも悪いことのように、哀れむことのように言われたその言葉に対して
私は勧誘することを諦めました
なんかやる気なくなっちゃいました
その日は結局普通に飲んで帰ることにしました
MLM勧誘ゆえの悩みと分かったこと
自分のいいと思ったことが相手に受け入れられないというのは結構辛いことです
MLMは日本ではあまりにもいいイメージがありません
そして、かくいう私もMLMに対して心の底ではいいものではないという風に感じていたのかもしれません
例えば株式投資
世間的には「投資は怖い」「投資は危ない」という意見が多いですが
私は株式投資に対してとてもいいイメージを持っていますし、自分の家族や大切な人に対して本当に心の底からおすすめできる資産形成であると感じています
自分が自信を持っておすすめできるものでないと相手におすすめしてはいけないなぁ
そんなことをMLMの勧誘を通じて再認識することができました
この考え方はのちに始める当ブログ運営の時にも感じることです
初めてのMLM勧誘はほろ苦い結果となりましたが、自分の信念を再認識できたいい経験だと今の私は感じています
しかし、この経験がこの後の私のMLM勧誘ライフを苦しめることとなります
続く
おわりに
後輩くんは「今の給料は低いけど、現状を変えたくない」という考え方を持っていました
これは現状維持バイアスとよばれるもので、人間は変化をすれば利益がある場合でも現状を維持し、変化することに過剰に反応してしまいます
現状維持は決して悪いことではありませんが、何もしなければ現状は何も変わりません
スマートフォンの普及やキャッシュレスの普及の際にも新しいことに対する拒否反応というのは一部ありました
新しいことに挑戦することはとても勇気がいることです
間違ってもいいんです、間違っても死ぬことはありません
勇気の一歩、みなさんも踏み出してみませんか?
それでは!
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